2024年8月8日、宮崎県日南市にて震度6弱の地震が起き、1週間程、同程度の揺れに注意するようにと警報が出されています。
東日本大震災や能登半島地震などの震災も私たちの記憶に新しく残る中、「南海トラフ」への警戒も流れている現在、私たちは災害に向けどのように対策するべきなのでしょうか。
そこで、この記事では、
・南海トラフに向け備えるべき備蓄
についてまとめてみました。
早速ですが、本題に入っていきましょう。
南海トラフ地震とは?
駿河湾から遠州灘、熊野灘、紀伊半島の南側の海域及び土佐湾を経て日向灘沖までのフィリピン海プレート及びユーラシアプレートが接する海底の溝状の地形を形成する区域を「南海トラフ」といいます。
引用元:国土交通省気象庁
海側のプレートが、陸側のプレートの下にわずか数センチずつですが毎年沈んでいっています。その沈み込みが限界となり、反発し跳ね上がることが地震の原因となっています。
南海トラフ地震は100年~150年間隔で繰り返されており。前回の地震が、昭和南海地震(1946年)であり、70年以上が経過している現在さらに警戒が強まっています。
南海トラフ備蓄品は何日分?備えるべきものは??
①食料品
まずは必ず食料品を備蓄しておきましょう。
災害時では「電気、ガス、水道」など、インフラ関係が停止してしまう可能性があります。
インフラ関係が停止しても食べることの出来る、
- 備蓄用パン(乾パン)
- ビスケット、板チョコ
- フルーツ缶詰
上記の保存食は必ず準備しておきましょう。ビスケットや板チョコなどは、糖質を補うことが可能です。
また、フルーツ缶は不足しがちなビタミンを取ることが出来、お子様でも食べやすいので大変便利です。その他、温めることの出来る環境がある場合、
- 即席ごはん(温めるとすぐ食べれるもの)
- レトルト食品(カレー、パスタなど)
- 乾麺(うどん、そば)
温めることが出来る環境であれば、上記備蓄品が大変重宝されます!
乾パンなどだけで過ごすことは栄養の偏りなどが心配されるので、即席のカレー、牛丼など長期保存が可能な食品を備蓄しておくとよいでしょう。
保存食の量の目安としては、1人5食分で最低3日間過ごせるだけの備蓄をしておきましょう。
②飲料水・生活水
災害時の生活水とは、飲料水や調理用の水だけでなく、手を洗う、トイレを流すなど、生活上で必要となる水の事を指します。
レトルト食品の温めなどはもちろんですが、断水をしている可能性があるため、簡易トイレなどを用意し流す用途として用いるとよいでしょう。
貯水を使うことも良いですが、溜めた水だと大腸菌などが繁殖しやすくなっており、災害時などのストレス下において病気にかかりやすくなるとうリスクがある為、なるべく避けるようにしましょう。
飲料水の備蓄目安として、1人3リットル3日分を備蓄しておくようにするとよいでしょう。
③カセットコンロ
カセットコンロを用意しておくと災害時の生活が大きく向上します。
食料品の温めはもちろんですが、「お湯を作り身体を拭く」「消毒につかう」「白湯を作り身体を温める」など利用用途が多いです!
ガスが止まっても調理が出来る他、清潔に身体を保ち病気にかかるリスクを軽減するという効果があります。
非常時に暖かい物が作れることはとても安心出来ると思います。
ぜひ一つは持っておきたいですね。
④懐中電灯、非常用バッテリー
災害時には、夜明かりが無い。など、電灯関係で困ってしまう場面が出てきます。
懐中電灯を用意しておけば、夜間でも明かりを保つことが出来るため、備品探しや安全確保の為に役立つでしょう。
また、災害時には「自身が今どのような状況なのか?」「二次災害の危険性はあるのか?」「援助などの状況はどうなっているのか?」など、スマホなどから情報をリアルタイムで得たいと思います。
そんな時に、充電が切れてしまって使えないと、命に係わる事態へ繫がってしますかもしれません。
そのような状況を避ける為、非常用ポータブルバッテリーを用意しておくとよいでしょう。
電子レンジなどの家電もバッテリーがあると使える場面も出てきます。
注意点はバッテリーにも容量がある為、自身が非常時に使用したいものに合わせて購入しておきましょう。
⑤救急用品・衛生用品
災害時には、急激なストレスにより体調を崩してしまう方も多くいます。
そんな時の為に、頭痛薬・胃腸薬などの「鎮痛剤」を用意しておきましょう。また、持病がある方がいつでも持ち出しが出来るように薬を管理しておきましょう。
また、薬だけではなく生活をしていく為、下記衛星用があると便利です。
- ばんそうこう、包帯
- マスク
- 消毒用アルコール
- ウェットティッシュ
- 体温計
- 軍手、ヘルメット
- 生理用品
ケガなどのリスクを考え、ばんそうこうや消毒液があれば助かるでしょう。さらに、感染症のリスク軽減にもなります。
倒壊などで砂ぼこりなどが舞い、呼吸がしにくくなる可能性も考えらる為マスクもあると便利です。冬季であれば、防寒対策にも使用出来ます。
また、軍手などがあれば転倒時など、お子様のケガのリスクを下げることが出来きます。
衛星用品は避難所に用意されていることもありますが、潤沢に支給されることは少ない為自身で用意しておくと安心して生活を送ることが可能です。
その他備えておくと便利なモノ
タオル・アルミシート・安眠用品など
災害時、避難生活を余儀なくせれた場合には、これらの備品もあるとより生活を送りやすくなるでしょう。
- タオル
- アルミシート
- 安眠用品
- 衣類
- 哺乳瓶、ミルク、紙おむつ(乳児のお子様がいる家庭)
お風呂やシャワーを浴びることが難しい状況である可能性がある為、タオルがあると身体を拭くことが出来、清潔に保つことが可能です。
防寒用アルミシートがあれば寒さ対策となるので病気のリスクを軽減出来るでしょう。
アルミシートが無ければ段ボールでも簡易ではありますが、暖を取ることが可能です。
アイマスクなど安眠用品があると、避難所の生活では周囲に人がいる状況となる為、寝るときに耳栓やアイマスクをした方が安眠の手助けになります。
着替えも用意しておくと汗や臭いなど気になる事を一つ解消できます。
乳児のお子様がいるご家庭であればお子様のミルクや、紙おむつを忘れず用意しておきましょう。
オムツの処分用にゴミ袋も合わせて準備しておくと便利です。
お風呂やシャワーを浴びることが難しい状況である可能性がある為、タオルがあると身体を拭くことが出来、清潔に保つことが可能です。
着替えも用意しておくと汗や臭いなど気になる事を一つ解消できます。
乳児のお子様がいるご家庭であればお子様のミルクや、紙おむつを忘れず用意しておきましょう。オムツの処分用にゴミ袋も合わせて準備しておくと便利です。
しっかり準備して災害を乗り切る
南海トラフが警戒されていますが、日本ではいつ、どこで地震が起きても不思議ではありません。
地震以外にも、大雨、土砂崩れなど他災害が起きる可能性も捨てきれません。
私たちは、災害と隣り合わせで生活をしていると言っても過言ではない状況です。
いつでも、安心して動けるよう常に対策を怠らないようにしましょう。
日ごろの対策が自分自身を、そして家族を守ることにつながるでしょう。